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簿記検定合格後におすすめ!税理士試験について

2021/08/01

簿記検定のために習得した知識は、税理士試験の会計科目の学習に密接に関連しています。

一般的に、税理士試験の学習には簿記2級・1級程度の知識が必要とも言われており、簿記2級取得後に税理士試験へ挑戦するという流れもよくみられます。


税理士資格は、公認会計士資格と並び、難易度の高い資格として知られています。

独立開業できる、安定した収入が得られる、就職転職の幅が広がる、などなど、資格取得に様々なメリットを持つ国家資格の一つです。


そこで、今回は、簿記検定2級を終え、さらなるスキルアップを目指して国家資格を目指したい!と考えている方向けに、税理士試験について、簿記検定がどのように税理士試験に役立つのかも含めて、基本的な内容をご紹介します。



税理士試験の受験資格


税理士試験には受験資格が存在します。

誰でも受けられる簿記検定とは違い、税理士試験は、受験資格を満たしていないと受験することができません。


税理士試験の受験資格は、主に「学識」「資格」「職歴」の3種類に分類されています。いずれかの分類の1つの要件を満たせば受験が可能です。


  1. 学識による受験資格

・大学、短大又は高等専門学校を卒業し、法律学又は経済学(※)を1科目以上履修

・大学3年次以上で、法律学又は経済学(※)を1科目以上含む62単位以上取得

・修業年限が2年以上で、課程の修了に必要な総授業時間数が1700時間以上である専修学校の専門課程を修了し、法律学又は経済学(※)を1科目以上履修


法律学:法学、法律概論、憲法、民法、刑法、商法、行政法、労働法、国際法 など

経済学:マクロ経済学、ミクロ経済学、経営学、経済原論、経済政策、経済学史、財政学、国際経済論、金融論、貿易論、会計学、商品学、農業経済、工業経済 など



  1. 資格による受験資格

・日商簿記検定1級合格

・司法試験合格

・公認会計士試験の短答式試験合格  など



  1. 職歴による受験資格

・会計に関する事務に2年以上従事

・資金の貸付け・運用に関する事務に2年以上従事

・税理士・弁護士・公認会計士等の業務に2年以上従事  など



法学部、経済学部出身者ではなくても、対象科目を1科目でも履修していれば、税理士試験を受験することが可能ということがお分かりいただけたかと思います。


とはいえ、受験資格を満たしていないという方もいらっしゃるかもしれません。

そのような方は、会計事務所や税理士事務所で働くことで職歴による受験資格を得ることがおすすめです。

税理士として働くためには、税理士試験の合格に加えて「実務要件」として2年間の実務経験を積むことが必要になっています。実務経験を積む期間は合格前後を問いませんので、会計事務などの業務をすることで、受験資格に加えて実務要件を同時に満たすことができるからです。

社会人受験者にとっても現実的な方法と言えるでしょう。



税理士試験の試験科目


税理士試験には、必修科目と選択科目があります。


必修科目は、「簿記論」「財務諸表論」の2科目です。この2科目の合格が税理士試験合格には必須となります。

「所得税法」「法人税法」の2科目は、選択必修科目とされており、どちらか一方の合格が必要です。


選択科目は、「消費税法または酒税法(どちらか1科目のみ選択)」「相続税法」「国税徴収法」「固定資産税」「住民税または事業税(どちらか1科目のみ選択)」の7科目です。このうち3科目の合格が必要となっています。



このように、税理士試験合格には、必修科目2科目、選択必修科目1科目、選択科目3科目の計5科目が必要になります。


年に1回、例年8月中旬に行われる税理士試験ですが、一度の試験で全ての科目に合格するのは至難の技とされており、1科目ずつ順番に勉強し受験するのが一般的です。



簿記検定と税理士試験


先ほど紹介した、必須科目の「簿記論」と「財務諸表論」には、簿記検定で学習する内容が含まれています。特に「簿記論」については、簿記検定3級で30%、2級で50%、1級で90%が学習済みになるといわれています。


必修科目2科目に合格しているだけでも、就職や転職に有利とも言われます。簿記2級で得た知識をもとに、これらの科目から、税理士試験受験に挑戦してみても良いかもしれません。


その他にも、選択必修科目である「所得税法」「法人税法」など、簿記の知識を前提として出題される科目があります。

税理士試験の出題と、簿記検定の学習内容は、全体的に強く関連しています!


終わりに

今回は、税理士試験について紹介してきました。

簿記検定で学んだ知識を生かして、税理士試験に挑戦してみるのも、素敵な選択肢と言えそうです!!


For the Future
簿記検定合格のその先は…「公認会計士」

会計に関する国家資格の最高峰が「公認会計士」です。
公認会計士は、会計のプロフェッショナルとして多様な仕事のフィールドがある上、税理士登録も可能なため、将来独立開業したい人にもオススメです!試験は簿記検定で学習した内容を深堀りしていく形なので、簿記検定の勉強が面白いと感じた方はぜひチャレンジしてみてください!

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