特徴

キャリア名鑑では、公認会計士や税理士といった有資格者達が、株式会社などの形態で行うコンサルティング会社を「会計コンサル」としています。会計コンサルは、会計事務所や税理士法人に併設される場合が多く、高度な会計・財務・税務の領域におけるコンサルティングを行っています。たとえば、AGSコンサルティング、エスネットワークス、山田コンサルティンググループ、みらいコンサルティンググループなどが有名です。これらの規模感は数百名規模になりますが、数十名～数名程度の小規模の会計コンサルもあります。
クライアントの成長フェーズによって課題は大きく異なりますが、あらゆるステージの企業がクライアントになるので、大きな成長の場となります。公認会計士や税理士のなかには、会計コンサルで修行を積んでから独立開業をする方も非常に多いです。

株式公開支援をしている場合などは、上場直前には忙しくなる場合もありますし、企業再生といった会社の存続を左右するような緊迫度の高いコンサルティング業務の場合は繁忙状態になりやすいこともありますが、リモートワークやフレックスタイム制度などを上手に利用しながら、自分のペースで仕事をしている方々も増えてきている印象です。また、地方出張などが多い会社もあることを念頭に置いておくとよいでしょう。

評価されるスキル

公認会計士や税理士といった有資格者が活躍できる場ではありますが、必ずしも有資格者である必要はありません。
問題解決能力や、プレゼンテーション力、コミュニケーション能力が必要になるため、その他のコンサルティング会社や、銀行、証券会社といった金融機関、事業会社の経営企画出身者など、さまざまなバックグラウンドを持つ方々も活躍しています。さらに、Excelでの資料作成のためのPCスキルや、業務領域によっては英語力が必要になる場合もあります。