簿記3級に合格するのに必要な勉強時間は?おすすめの勉強方法も解説

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簿記3級の合格を目指す方の中には、必要な勉強時間の目安を知ってスケジュールを立てたいと考える方もいるでしょう。ほかにも、より効果的な勉強方法を知りたいと考える方もいるかと思います。

そこでこの記事では、簿記3級に必要な勉強時間を紹介。おすすめの勉強方法や試験の詳しい情報も解説します。簿記2級、1級に必要な勉強時間もわかる、簿記試験に詳しくなれる記事です。ぜひ最後までご覧ください。

簿記3級合格に必要な勉強時間は?

簿記3級合格に必要な勉強時間は、約100時間と言われています。ただし、これはまったく知識のない人が勉強を始める場合で、予備知識があればさらに短い時間で合格を目指せるでしょう。

勉強方法で時間は異なる

簿記3級の勉強時間は方法によって変わります。簿記3級の勉強には資格の専門学校やテキストの活用、専門サイトの活用があり、個人の知識量とともに必要な時間が変わる要因です。

専門学校は公認会計士など高い専門性を持つ講師から、わかりやすく簿記の知識を吸収できます。一方で、授業を聞く時間を確保するなど、スケジュール調整が必要です。

テキストや専門サイトの活用は、勉強する個人がどれだけ早く理解できるかによって、時間が変わります。

簿記3級のおすすめの勉強方法

簿記3級の勉強におすすめの方法は以下の通りです。

  • 解説動画を見て勉強する
  • 苦手分野をつくらない
  • 参考書・問題集を繰り返し解く
  • 過去問を解く

上記の勉強方法から自分にあったものを選ぶと、より効率的な学習ができます。

解説動画を見て勉強する

YouTubeなど、動画サイトや各簿記の専門サイトでは試験内容に対する解説をしています。動画は視覚的に情報を得られ、わからないところを繰り返し視聴すると、苦手をなくせるでしょう。

簿記3級の解説をした解説動画の中でも、おすすめはCPA ラーニングです。CPA ラーニングでは、簿記3級の内容をテーマごとに動画で詳しく解説しています。簿記の知識がない初学者の方でも学習を始めやすいです。

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苦手分野をつくらない

簿記3級の試験は3つの大問からなり、大問1は仕訳に関する問題が出るなど、出題の傾向がある程度決まっています。それぞれの点数配分も決まっているため、得意分野を伸ばすより苦手分野をなくすと合格しやすいです。

仕事に簿記のスキルを活かす際は、得意分野を伸ばすと役立つケースも多いですが、試験合格を目指すにあたっては頭打ちになります。

まずは一通り試験範囲を勉強してみて、中でも苦手と感じたり間違いが多かったりした部分を重点的に学習しましょう。どんな問題が出ても対応できる知識を身につけておくと、簿記試験の合格に近づきます。

参考書・問題集を繰り返し解く

参考書や問題集を活用するのであれば、1冊を繰り返し解く方法が効果的です。参考書や問題集はそれぞれ解説や内容のまとめ方が微妙に違っています。何冊も使うと、解説や勉強の進め方が微妙に違い、知識が定着しにくくなるでしょう。

1冊の参考書や問題集を繰り返し解き、わからなかったところや間違えた問題を復習すると、効果的に苦手をなくせます。ただし、問題を繰り返し解くと答えを自然と暗記してしまうため、3回くらいが目安です。

過去問を解く

簿記3級合格に向けて、知識を暗記するだけでなく試験の問題にも慣れておきましょう。過去問を解けば、どの知識がどんなかたちで問題となるのか傾向をつかめます。試験問題の傾向をつかめれば、本番で初見の問題に対しても冷静に対応可能です。

過去問を解いた際は採点をして、何点をとったかも重要となります。合格ラインは70点ですが、繰り返し解いて最終的には満点近い点数をとれるレベルを目指しましょう。1度解いた過去問を数日後に解くと、どれくらい知識が定着したか点数でわかります。

簿記3級の試験について知ろう

簿記3級の試験をあらかじめ知っておくと、対策を立てやすいです。とくに重要な情報は合格率と試験内容の2つがあります。以下でそれぞれの情報を解説するので、ご確認ください。

合格率

簿記3級の合格率は、試験によって差があるものの、平均50〜60%のあいだです。試験の難易度は決して高くなく、しっかりと勉強していれば合格できるでしょう。ただし、内容は専門的なので十分な学習が求められます。

試験によっては合格率が30%以下になる難易度の高い試験もあるので、事前に苦手をなくし、万全の状態で試験に望みましょう。

より詳しく合格率について知りたい人は以下の記事を参考にしてみてください。

簿記3級の合格率と難易度とは?対策法まで徹底解説

試験内容

簿記3級は商業簿記の基本的な内容を問われる試験です。全3つの大問から構成されており、点数配分と出題される分野の傾向が決まっています。以下は各大問の傾向をまとめた一覧表です。

大問点数配分出題の傾向
145点仕訳問題
220点帳簿、総勘定の記入問題
335点決算整理に関する総合問題

上記の内容を考慮したうえで、勉強の細かなスケジュールを立てましょう。まずは仕訳問題をしっかりと解けるようになったうえで、大問1や2にある苦手をなくしていくのがおすすめです。

簿記3級の試験についてより詳しく調べたい方は以下の記事を参考にしてみてください。

簿記3級はどんな試験?必要な勉強時間やネット試験についても解説

いつ勉強を始めるべき?

勉強を始める時期はペーパー形式で行われる統一試験と、ネット試験で異なります。目安となる時期を把握しておくと、勉強のスケジュールを立てやすいです。以下でそれぞれの試験を解説します。

統一試験

統一試験はペーパー形式で行われ、毎年2、6、11月の3回開催されます。簿記3級に必要な勉強時間の目安は100時間なので、試験の1〜2か月前に始めれば、十分な対策をとれるでしょう。

ただし、以前に試験勉強をしていたなど、すでに予備知識のある方であれば短い勉強時間でも合格できます。また、1日に確保できる勉強時間が少ない方は、1日1時間の勉強を3か月前から始めるなど、スケジュール調整が必要です。

ネット試験

ネット試験はいつでも受けられるため、勉強を始める時期は自由です。試験勉強が十分と感じた段階でテストを受けましょう。ただし、一部の期間はネット試験を休止している場合があります。休止の日程は商工会議所の公式サイトなどを確認してください。

参考:商工会議所の検定試験「2023年度試験日程カレンダー

問われる試験問題の範囲も、統一試験と同じです。勉強方法も工夫する必要はありませんが、手続きや試験時の操作方法を確認しておきましょう。

簿記2級、1級に必要な勉強時間は?

簿記は2級、1級の試験もあり、より専門的な内容を幅広く問われます。簿記2級であれば、350〜500時間、簿記1級であれば600時間ほどが勉強にあてる時間の目安です。それぞれ、どんな内容を勉強するか把握しておくと、合格を目指す際に役立ちます。

簿記2級

簿記2級は350〜500時間の勉強が目安となっており、商業簿記に加えて、工業簿記も試験範囲です。

工業簿記では在庫の棚卸など、工場をはじめとした製造現場に関する仕訳が出題されます。商業簿記も為替の仕訳があるなど、より会計の現場に即した複雑な内容が多いです。

勉強期間は6か月ほど確保しておきましょう。内容が難しく理解が進まない可能性もあるため、余裕を持ったスケジュールを立てるのがおすすめです。

簿記1級

簿記1級は600時間以上の勉強が必要とされています。出題範囲は、商業簿記と工業簿記に加えて会計学や原価計算が含まれます。会計基準や会社法、財務諸表等規則など企業会計の現場で使われる高度な内容です。

難易度は税理士試験と同じくらいと評価され、専門的な勉強をした人でも合格はかなり難しく、合格率は10%程度となっています。

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まとめ

ここまで簿記3級合格に必要な勉強時間や勉強方法、試験の詳しい内容や始める時期を解説しました。また、簿記2級と1級の勉強時間も解説しています。簿記3級は基本的な知識を問われる試験で、100時間ほどの勉強をしっかりすれば合格レベルに達するでしょう。

簿記3級合格に向けた勉強は苦手分野をなくし、1冊の参考書や問題集の復習が重要です。ぜひこの記事を参考に、簿記3級の合格を目指してみてください。

簿記3級合格に関してよくある質問

簿記3級合格に必要な勉強時間は?

簿記3級合格に必要な勉強時間は、約100時間と言われています。ただし、これはまったく知識のない人が勉強を始める場合で、予備知識があればさらに短い時間で合格を目指せるでしょう。

簿記3級のおすすめの勉強方法

簿記3級の勉強におすすめの方法は以下の通りです。

  • 解説動画を見て勉強する
  • 苦手分野をつくらない
  • 参考書・問題集を繰り返し解く
  • 過去問を解く

どのような種類の試験がありますか

ペーパーテスト方式の「統一試験」と「ネット試験」の二種類です。統一試験は年3回実施されます。

この記事を書いた人

CPAラーニング編集部

ライターCPAラーニング編集部

ライターCPAラーニング編集部

簿記・会計をこよなく愛するCPAラーニングコラムの編集部です。簿記検定に合格するためのポイントや経理・会計の実務的なコラムまで皆様に役立つ情報を提供していきます。

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