ネット試験の解き方を解説(3級編)

パソコンカタカタの画像です

A.紙試験の時とは次の3点が大きく異なります。
①受験会場が全国のCBTセンター、②パソコンで解答する、③試験時間が60分
そのため、1.持ち物・2.パソコン操作・3.時間配分について解説していきます。

また以下の記事では、簿記の学習の基本的な進め方について解説しているので、簿記の勉強を始めようとしている方・始めたての方は参考にしてみてください。
簿記検定に合格するための正しい勉強方法とは?

持ち物

◆必要

・本人確認証(免許証、健康保険証、マイナンバーカードなど)

・電卓

◆現地での貸出

・筆記用具(持込も可)

・計算用紙(A4用紙2枚)

◆注意点

・受験時刻の5~30分前に入場可能

・受験時間を過ぎると受験できない場合も

パソコン操作

◆環境

試験会場には、モニター・キーボード・マウスがひとり1台用意されています。

パソコンの横に呼出しボタンがあるので、トイレに行きたい場合や何か不具合があった場合はボタンを押すことですぐに試験官を呼ぶことができます。

会場の画像です

◆試験の流れ

①試験開始前に名前などの受験者情報を入力

※受験者情報の入力は試験時間にはカウントされないためゆっくり入力して大丈夫です。

②注意事項の画面に遷移

③試験開始ボタンをクリック

※試験開始後は、大問1~3問のボタンがあり、いつでもどの大問にも移れます。

※試験開始後は、試験終了までの残り時間も表記されます。

⑤試験終了ボタンをクリック、もしくは、試験終了時間になると試験終了

⑥合否発表がその場で発表されます

※必ず本試験前に模擬試験にて動作に慣れておきましょう。

◆注意点

・金額欄は数字のみを入力すればOK

⇒カンマ(,)は自動入力される。

・勘定科目は借方と貸方で重複してはいけないため、統合する。

(例)

間違いの画像です

時間配分

時間配分の画像です

◆全体感

・60分という試験時間はかなりタイト

⇒出来るだけ時間短縮できるように問題が作られているため、スピードを意識することが大切です。

・残った時間は全体の見直しの時間に

◆第1問

・勘定科目はプルダウン方式

・難易度が低くなっている(難しい問題は15問中3問程度)

⇒15分で解くのが適切、かかっても20分以内で仕留めたいです。(仕訳1つ1分)

※仕訳を紙に書いて、それを画面に打ち込むとかなり時間ロスになるので直接打ち込みましょう。

※いかに第1問を落とさないかが大事(簡単な割に1問3点と配点が高い)です。

◆第2問

・簿記の流れで仕訳帳から総勘定元帳への転記のフェーズ

・2個の問題で難易度は比較的難しい

⇒15~20分が適切

◆第3問

・決算整理仕訳ができるレベルであれば解ける

・時間がかかるので最低でも20分、できれば25分は欲しい

・貸借が一致していれば、正解しているかが分かる

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この記事に関してよくある質問

おすすめの解く順番はありますか?

試験中は大問を自由に行き来できるため、好きな順番で解いて問題ありません。おすすめは、着実に点を積み重ねるために、1つの問題を解くのに時間がかからない第1問から解き始めることです。もちろん、得点源になる得意な問題から始めるのもおすすめです。

ネット試験の模擬試験はどうやって受けるのですか?

インターネット上で、本番と同じ形式の模擬試験を受けられます。無料で受験できるサイトもあるので、活用してみてください。

この記事を書いた人

CPAラーニング編集部

ライターCPAラーニング編集部

ライターCPAラーニング編集部

簿記・会計をこよなく愛するCPAラーニングコラムの編集部です。簿記検定に合格するためのポイントや経理・会計の実務的なコラムまで皆様に役立つ情報を提供していきます。

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