どのような企業でも、年に1度は必ず決算をする必要があります。
決算をするにあたっておこなわなくてはならないのが決算整理仕訳。売上原価の計算や貸倒引当金の設定、減価償却費の計上など、期中でおこなわれない仕訳を期末にまとめておこないます。
決算整理仕訳は決算時特有の処理を、ミスしてしまうと正しい財務諸表が完成しません企業の健全な経営のために、決算整理仕訳の計算方法や仕訳例、決算整理仕訳をおこなう際のポイントなどをくわしく解説していきます。
決算整理仕訳は簿記の試験でも出題されるため、正しく理解しておくことで効果的な簿記の学習に繋がります。
また以下の記事では、簿記の学習の基本的な進め方について解説しているので、簿記の勉強を始めようとしている方・始めたての方は参考にしてみてください。
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まとめ
1年や半年に1回の決算と聞くと、身構えてしまいますが、仕組みを理解していれば難しいことではありません。
実務ではもちろんのこと、簿記の試験でも売上原価や減価償却費の計算方法、経過勘定科目の仕訳を覚えておくと役に立ちます。
経理の仕事になってはじめて迎える決算は不安になるかもしれませんが、前期比較を行ったり、期中の仕訳を念入りに確認したりするとミスを防げます。
経営を支える大切な仕事だからこそもっと会計にくわしくなりたい、キャリアアップしたい人は、ぜひ無料のCPA ラーニングで学習してみてくださいね。
決算に関してよくある質問
決算とはなんですか
決算とは、1会計期間(1年・半年・3か月など)の貸借対照表と損益計算書を作成する一連の手続きのこと。決算で作成する財務諸表は、税務申告の元にもなる重要なものです。また会計期間の末尾のことを決算日ともよびます。
決算整理仕訳とはなんですか
決算整理仕訳とは、決算の流れを把握する際にも触れましたが、日常の取引仕訳とは別で、決算日におこなう特別な仕訳のことをいいます。決算では企業の活動が続いているにもかかわらず、区切りをつけ一定期間の数字を確定させる必要があるため、最終修正をおこなうために決算整理仕訳が必要なのです。
売上原価の求め方を教えてください
売上原価の計算方法は「期首商品棚卸高」+「仕入高」-「期末商品棚卸高」で求められます。